若隆景が幕内の土俵では15年ぶりとなる「送りつり落とし」を決めた。下から攻めて大栄翔を横向きにすると、160キロ以上ある相手を持ち上げ、豪快にたたき付けた。2007年秋場所で安馬(後の横綱日馬富士)が豪栄道を下して以来の大技にも、「一生懸命取っただけ」と淡々。 新関脇で6勝目。本来の動きの良さに加えて、今場所は力強い取り口も見せている。「あしたからも一日一番、集中して相撲を取りたい」と表情を変えずに言った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕若隆景(右)は大栄翔を送りつり落としで下す=19日、エディオンアリーナ大阪