伊東「悔いなくすっきり」=笑顔で引退会見―スキー・ジャンプ
時事通信社 2022年03月19日 16:35:24
ノルディックスキー・ジャンプ男子の五輪5大会連続代表で、今季限りでの引退を表明していた伊東大貴(36)=雪印メグミルク=が19日、札幌市内で記者会見し、「幸せなスキー人生だった。悔いなくすっきり終えられる」と笑顔で語った。 2014年ソチ五輪では、膝の痛みをこらえながら出場して団体銅メダル獲得に貢献。「痛みも覚えているし、自分を鼓舞して挑んだ試合だった」と振り返った。 18年平昌五輪後から引退を考え始めたと明かし、今季は「本当にもう限界だな、という気持ちだった」。その中で、今年2月の北京五輪代表入り。出場機会こそなかったものの、若手中心の日本チームを陰で支えた。 今後は所属先のコーチとして後進の育成に当たる。後輩たちに「日本ジャンプ界の新たな伝説をつくる人材になってほしい」と期待を寄せた。 伊東は北海道・下川町出身。20歳で06年トリノ五輪に出場し、11~12年シーズンにワールドカップ(W杯)で4勝するなど、長年にわたりジャンプ界をリードしてきた。 (了)【時事通信社】
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