奥原は持ち味の粘り強さを発揮できず、東京五輪以来約8カ月ぶりの主要国際大会は8強にとどまった。「フィジカルとコンディションが整っていない。やっぱりすごく厳しい戦いになった」と冷静に振り返った。  昨秋に痛めた右足をかばっていた影響もあり、体は万全な状態ではないという。世界ランキング1位の戴資穎のスピードに対応できず連続失点を重ね、10―21、11―21で完敗。「今のままでは全然太刀打ちできない」。現状を受け止めた。  試合中は観客から大きな声援を浴びた。「すごく楽しかった。良いプレーを届けられるように頑張っていきたい」。悔しさの中に充実感もにじませた。(バーミンガム時事)【時事通信社】
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記事名:「 奥原、粘れず完敗=全英バドミントン女子