前半を10位で折り返した小林陵の表情はさえなかった。1回目で14位と出遅れ、2回目は不利な追い風が強まる中で飛距離を4メートル伸ばして5位と修正したものの、「難しい。まだ空中(姿勢)がはまっていない。ジャンプ自体がそんなに良くない」。もどかしそうに振り返った。  予選を9位で通過した前日から「今回のタイトルは厳しいなと思っていた」と苦笑い。2年前の前回大会で19位に終わった悔しさを晴らしたい思いも胸に秘め、「ちょっとずつは良くなっていると思う。やっぱりビッグジャンプをしたい」。切り替えて後半に挑む。(ビケルスン時事)【時事通信社】
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記事名:「 もどかしげな小林陵=フライング世界選手権