11日に神戸市のノエビアスタジアム神戸で行われたサッカーJ1リーグの神戸―鹿島戦のキックオフ前に、ロシア軍によるウクライナへの侵攻が続いていることを受け、両チームが反戦を訴えた。 選手らはウクライナ国旗がプリントされたTシャツを着て入場。両チームが入り交じって「STOP WAR」と書かれたボードの後ろに並び、記念撮影を行った。会場のサポーターからは拍手が起きた。 Jリーグは特定の国や団体などを支持する行為や言動を禁止している。今回の行動はウクライナで起きている戦争への抗議を示すものとして、事前にリーグの許可を得て行われた。 Jリーグの村井満チェアマンは2月28日に「非人道的な行為は個人、組織、国家を問わずJリーグはこれからも断固として反対していく」などと、リーグの姿勢を示していた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ国旗がプリントされたTシャツを着て撮影に応じる神戸と鹿島の選手たち=11日、神戸市・ノエビアスタジアム神戸