北京五輪のカーリング女子で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレが11日、北海道北見市の辻直孝市長を表敬訪問した。リザーブの石崎琴美を除き、スキップの藤沢五月ら4人が旧常呂町を含む北見市出身。地元に帰るのは、昨秋に海外遠征へ出発して以来だった。藤沢は「家族や応援してもらった職場の方に直接会えて安心した」と穏やかな表情で話した。 熱戦から約3週間。藤沢は「勝ったり負けたりした大会だったけど、負けるたびに自分たちが成長するきっかけをもらえた」。準決勝進出が厳しい状況から踏ん張り、2位に入った五輪を改めて冷静に振り返った。 今後は4月に世界大会の「グランドスラム」に出場し、5月には今季最後の舞台となる日本選手権が控える。サードの吉田知那美は、「気持ちを持ち直してベストパフォーマンスを出したい」と次へ視線を向けていた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕北見市長を表敬訪問したカーリング女子のロコ・ソラーレ。左から石崎琴美、藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花=11日、北海道北見市