【北京時事】北京パラリンピックに出場しているウクライナの選手団が10日、ロシアの軍事侵攻に抗議し、張家口の選手村で集会を開いた。選手らは「PEACE FOR ALL」と書かれた横断幕を掲げ、連帯を示した。 五輪・パラリンピック期間中に参加する選手団が政治的なメッセージを出すのは異例。大会公式ニュースによると、ウクライナ・パラリンピック委員会のスシュケビッチ会長は「人類が文明化されているのであれば、見過ごされることなく、私の国での戦争を止めないといけない」と訴えた。開会式で旗手を務めたマクシム・ヤロビーは「戦争が終わり、ウクライナに平和が訪れてほしい」と願った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕選手村で平和を訴えるウクライナ選手団とメッセージの書かれた横断幕=10日、張家口(AFP時事) 〔写真説明〕選手村で拳を掲げて平和を訴えるウクライナ選手団=10日、張家口(EPA時事)