広島は開幕投手の大瀬良、昨季最多勝の九里ら4人が開幕ローテーション入りを確実にしていて、先発枠はあと二つ。2日の前回登板で乱調だった玉村にとっては正念場となるマウンドだった。  投球フォームを映像で入念に確認した成果が出たのか、制球が良くなった。4回を単打2本のみに抑えて無失点。「やっとそれなりの投球ができたかなと思う」と20歳の左腕は納得した。  効果的だったのは、右打者に対する内角への直球と外角へのチェンジアップのコンビネーション。「左右の幅が僕の投球スタイルでは大事。そこが出せるようになってきてよかった」  高卒2年目だった昨季1軍デビューを果たすと、先発ローテーションに定着し4勝。今季はより一層の成長が期待されている。佐々岡監督は「前回の修正ができていたと思う。(開幕ローテーション入りへ)前進したでしょう」と評価。本人も「これからまた積み重ねて、やるべきことをしっかりやれれば」と状態を上げていくつもりだ。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 広島の玉村、制球を修正=開幕ローテ入りへ前進―プロ野球