ウクライナ勢がバイアスロンで表彰台を独占した。女子10キロ立位で、3人が後半に順位を上げて快勝。銀メダルのコノノワは「チームメートと一緒に表彰台に上がれるのは本当に誇らしい」。  男子の視覚障害クラスでは、5日の6キロに続き、8日の10キロでもウクライナ勢が上位を占めた。  ロシアによる軍事侵攻で母国が連日大きな被害を受けている状況は変わっていない。8日、女子10キロ座位に出場する予定だった19歳の選手が棄権した。チームの広報担当者によると、軍人の父親がロシア軍によって拘束されたことを知らされ、動揺が大きかったためだという。立位で金メダルを獲得したブイは「チームメートの家族の多くが危険な地域にいる。私たちは、ウクライナと共に戦うためにここにいる」と言葉を選びながら話した。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕バイアスロン女子10キロ立位で表彰台を独占したウクライナ勢。中央は優勝したイリーナ・ブイ=8日、張家口
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ウクライナ、表彰台独占=母国と「共に戦う」―バイアスロン〔パラリンピック〕