アイスホッケー女子で五輪3大会に出場したFW久保英恵(39)=西武=が8日、現役引退を表明した。日本連盟のオンライン記者会見で、「最後まで五輪を目指すことができてチームメートに感謝している。本当に長い間お疲れさまでした、と自分に言いたい」と笑顔で話した。 日本代表のエースとして長く活躍した。2010年バンクーバー五輪出場を逃し、一度は引退したが復帰。14年ソチ大会で五輪初出場を果たした。自身の集大成と位置付けていた今年2月の北京五輪では、日本初の準々決勝進出を果たし、「今後の女子アイスホッケー界にとって意味ある勝利だったと思う」と振り返った。 若い世代に向け、「(五輪の)決勝トーナメントで対等に戦える力をつけて。今回の経験を踏まえて成長してほしい」と期待を込めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕久保英恵選手