2年ぶりに開催される東京マラソン(6日、都庁~東京駅前)の招待選手が4日、都内で記者会見し、男子で2時間4分56秒の日本記録を持つ鈴木健吾(富士通)は「かなり強い外国人選手が参加するので、積極的にチャレンジしたい」と述べ、代表選考会を兼ねる7月の世界選手権(米オレゴン州)に意欲を示した。 女子で13年ぶりにフルマラソンに挑む34歳の新谷仁美(積水化学)は「日本記録(2時間19分12秒)を意識してやってきた。そこを目指して頑張りたい」と強い決意を表明。昨年に鈴木と結婚した東京五輪8位の一山麻緒(ワコール)は「速い選手と走れるのが楽しみ」と話し、2時間19分台を目標に掲げた。 今大会には男女の世界記録保持者、エリウド・キプチョゲとブリジット・コスゲイ(ともにケニア)が出場する。五輪連覇を遂げた昨夏の東京五輪以来となるマラソンに臨むキプチョゲは「強さを見せるレースをしたい」と自信をのぞかせた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕撮影に応じる(右から)土方英和、鈴木健吾、(1人おいて)新谷仁美、一山麻緒ら=4日午後、東京都新宿区