長谷部「発言しないと」=ウクライナ侵攻に憤り―サッカー元日本代表
時事通信社 2022年03月03日 08:03:59
【ケルン(ドイツ)時事】サッカー元日本代表主将で、ドイツ1部リーグのフランクフルトに所属する長谷部誠が2日、オンライン会見でロシアによるウクライナ侵攻について言及し、「亡くなったウクライナのサッカー選手のニュースや、子どもたちが被害に遭っていることに本当に心が痛む」と心境を明かした。 先週末のドイツ国内の試合では、多くの会場でウクライナを支援する横断幕が掲げられた。長谷部は日本ユニセフ協会の大使を務めており、過去に紛争地域や紛争後の土地にある難民キャンプへ足を運んできた。今回もウクライナから難民が連日、ドイツに到着。「さまざまなものを目の当たりにしてきた身としても、本当にあってはならない状況」と憤りをあらわにした。 これまでは「政治とスポーツは切り離すべきだ」との考えから、政治的な発言をすることはなかった。「この状況はスポーツ選手として、一人の人間としても、自分が小さくても何か影響力があるのであったら、発言しなければいけないと思っている。1日どころか1分でも1秒でも早く、この争いが終わらなければいけない」と言葉に力を込めて話した。 (了)【時事通信社】
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