【日本ハム】新庄監督が臨時コーチとして招いたスポーツ庁の室伏広治長官が選手を指導した。2004年アテネ五輪の男子ハンマー投げで金メダルを獲得した長官は「大きな力を出すための体の使い方」をテーマに教えた。 午前中は持参したゴムチューブを用いて、体を回旋させるときに使う筋肉を意識させ、途中からはバットやボールを使いながら説明。野球に応用できるよう身ぶり手ぶりで伝えた。午後には選手からの質問に応じるなどし、「大変充実した一日になった。少しでもお役に立てればと思ってやった」と笑顔で話した。 今キャンプで選手は、元阪神の赤星憲広さんら多くの臨時コーチから指導を受け、この日の室伏長官が最後。積極的に招聘(しょうへい)した新庄監督は「教えてもらったことで2年長くユニホームが着られるかもしれない。ちょっとしたきっかけで変化できる素質があるので、その辺を大事にしてほしい」と願った。(名護) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本ハムのキャンプに臨時コーチとして訪れた室伏広治スポーツ庁長官(左)。右は新庄監督=24日、沖縄県名護市 〔写真説明〕日本ハムのキャンプで臨時コーチを務める室伏広治スポーツ庁長官(中央)=24日、沖縄県名護市(代表撮影)