チェルシー、過密日程も貫禄勝ち=ホームで光る王者の堅守―サッカー欧州CL
時事通信社 2022年02月23日 09:25:32
悲願のクラブ世界一を遂げてから10日。19日にはイングランド・プレミアリーグの試合も戦った過密日程の中、チェルシーが貫禄を示した。 前半8分、ハーバーツが左CKの球をたたき付けるヘディングシュートで先制。クラブ・ワールドカップ(W杯)決勝で延長後半に決勝ゴールを決めた22歳が、チームを勢いづけた。後半18分にはカウンターからカンテがドリブルで持ち上がり、最後はプリシッチが冷静にゴール右隅へ流し込んだ。 中東のアラブ首長国連邦で行われたクラブW杯後、気候の違いや疲労から体調を崩す選手が出るなどチーム状態は万全ではない。それでも、組織的な堅守は健在。攻め込まれた終盤も粘り強く守り抜き、今季CLのホームゲームは1次リーグから4戦連続無失点に封じた。 2季連続の8強入りに向けて順当に先勝。トゥヘル監督はテレビインタビューで「大きなチャンスを与えず、チームワークがしっかりとしていた。タフな試合だったが、勝利にふさわしかった」と語った。昨季王者の隙のない戦いぶりが光る。(ロンドン時事)【時事通信社】
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