【北京時事】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は19日、北京五輪のフィギュアスケート団体で2位だった米国のネーサン・チェンら選手9人が、メダル授与式を延期した国際オリンピック委員会(IOC)の決定を不服として大会期間中の実施を求めた訴えを棄却した。 IOCは、ロシア・オリンピック委員会(ROC)の1位に貢献したカミラ・ワリエワ(15)が昨年12月のドーピング検査で陽性反応を示したことが発覚したため、8日に予定されていたメダル授与式を急きょ取りやめた。実施の見通しは立っていない。3位は日本、4位はカナダだった。 CASは裁定理由を近日中に公表する。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕フィギュアスケート団体の表彰式。左から米国、ロシア・オリンピック委員会(ROC)、日本=7日、北京(EPA時事)