馬場はしぶとく上位集団についていったが、レース中盤から徐々に離されて目標の入賞が遠ざかった。トップ選手のスピードアップに対応できず、「ギアの切り替えが足りない」。強風と寒さのため長時間のレースは選手への負担が大きいとして、50キロから30キロへ異例の短縮。粘り強さが持ち味なだけに、「50キロを走りたかった」と残念がった。 25歳で初めて出た五輪は3種目を走り、30キロ複合が35位、40キロリレーは10位だった。「臨機応変に対応することで順位はまだまだ上げられる。4年後の五輪で表彰台を狙えるぐらいのレベルにいけたら」と成長を誓った。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ノルディックスキー距離男子30キロフリーでゴールした馬場直人(手前)=19日、張家口 〔写真説明〕ノルディックスキー距離男子30キロフリーで力走する馬場直人(右)=19日、張家口