北京五輪のノルディックスキー複合団体で3位となり、28年ぶりのメダルを獲得した日本のメンバー4人が18日、張家口で会見した。個人ラージヒルに続く今大会2個目の銅メダルとなった渡部暁斗(北野建設)は「メダルを獲得した以上に、いいレースをして競技の面白さが伝わったと思えた五輪」と充実感を漂わせた。 日本は前半飛躍4位から、4年間強化してきた後半の距離で挽回して表彰台へ。渡部善斗(北野建設)は「みんながそれぞれの役割を果たし、スタッフ全員を含めた結果」と喜び、永井秀昭(岐阜日野自動車)は「一緒に夢を追いかけてくれた人たちがいるからやり遂げられた」と語った。 最年少24歳でアンカーの山本涼太(長野日野自動車)は3チームによる最後のメダル争いでオーストリアに競り勝った。「3人の先輩がつないでくださったからこそ、あの展開に持ち込めた」と感謝した。 (時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見で笑顔を見せるノルディック複合の渡部暁斗=18日、張家口 〔写真説明〕ノルディック複合団体で銅メダルを獲得し、笑顔で記念撮影する日本チーム=17日、張家口