バイアスロンの女子24キロリレーで日本は目標の完走を果たせなかった。1人が1周2キロのコースを射撃をしながら3周し、4人でつなぐレース。第4走者の途中で周回遅れとなったため、17位で競技を終えた。 序盤は見せ場をつくった。五輪4大会連続出場の第1走者、立崎芙は射撃などが好調で12位と健闘し「自分の中では合格」と納得。第2走者の前田は「不安だった射撃をトレーニング通りに自信を持ってできた」。一時は9位まで順位を上げるなど奮闘した。 しかし、第3走者の蜂須賀は射撃でのペナルティーがあり首位との差を広げられ、第4走者の田中が優勝したスウェーデンにつかまった。目標を果たすことができず、悔しい結果に終わったものの全員が力を出し切った。能登監督は「自分を向上させようという姿勢があるからこの場(五輪)に立てている。本当にご苦労さんと伝えたい」と選手をねぎらった。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕バイアスロン女子24キロリレーで立射する立崎芙由子(左端)=16日、張家口 〔写真説明〕バイアスロン女子24キロリレーで力走する前田沙理(手前)=16日、張家口 〔写真説明〕バイアスロン女子24キロリレーで射撃を終えた蜂須賀明香=16日、張家口 〔写真説明〕バイアスロン女子24キロリレーで力走する田中友理恵=16日、張家口