ノルディックスキー複合で3個の五輪金メダルを持つエリック・フレンツェル(ドイツ)が16日、北京五輪の個人ラージヒルで銅メダルを獲得した渡部暁斗(北野建設)を祝福し、「(後半距離は)特別なレースだったと思う。彼がメダルを取ってうれしい」と語った。   2人は同じ1988年生まれで、長く五輪やワールドカップ(W杯)の舞台で競ってきた盟友。2014年ソチ、18年平昌両五輪では個人ノーマルヒルで金メダルを争った。どちらも制したフレンツェルは今回のライバルの奮闘を見て、「集団で前に出て引っ張っていたし、彼にとっては大変なレースだったと思う」とねぎらった。  フレンツェルも北京五輪に参加しているが、現地入り後に新型コロナウイルス検査で陽性と判定されて隔離措置が取られた。個人戦は出られなかったが、隔離が解かれて17日の団体はメンバー入り。16日の公式練習ではジャンプを3回飛んで調整した。(時事)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 フレンツェル、渡部暁を祝福=「特別なレースだった」〔五輪・ノルディック複合〕