【北京時事】北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子の個人ノーマルヒルで金メダル、同ラージヒルで銀メダルを獲得した小林陵侑(25)=土屋ホーム=が今大会の競技を終え、時事通信のインタビューに応じた。五輪金メダルの喜びは大きかったが、既に落ち着いている様子。今後の目標について「今までと変わらずいきたい」と話し、ワールドカップ(W杯)で目の前の1勝を目指して競技に向かう姿勢を示した。 所属先の監督兼選手の葛西紀明はソチ五輪で銀メダルを獲得。小林陵はそれを超える成績を挙げたが、「メダルの色だけで言ったら、そうですね」。平昌大会まで五輪8大会連続出場で、49歳にして現役を続ける「師匠」の背中はまだ遠くにあるようだ。 今大会で印象に残ったのは、ラージヒル3連覇を狙った34歳のカミル・ストッフ(ポーランド)。今季W杯では未勝利、総合20位ながら大舞台で表彰台に迫る4位に入ったベテランを「やっぱりカミルさんはすごい」と称賛した。 「改めてたくさんの人が応援してくれて、支えてくれて、遠征も来られている。それはすごいこと」。大きな経験をした自身2度目の五輪を終え、帰国する間もなくフィンランドへ移動。W杯終盤戦は25日に始まる。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ジャンプ男子個人で獲得した金メダルと銀メダルを手に笑顔を見せる小林陵侑=15日、張家口 〔写真説明〕ジャンプ男子個人で獲得した金メダルと銀メダルを掛けて、インタビューに答える小林陵侑=15日、張家口