WADAは「失望」=ワリエワ検査優先せず、通知に遅れ〔五輪・フィギュア〕
時事通信社 2022年02月14日 20:53:25
【北京時事】世界反ドーピング機関(WADA)は14日、ドーピング検査で陽性反応を示したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)の北京五輪出場を認めたスポーツ仲裁裁判所(CAS)の判断について、「失望している」と声明を出した。 検査は昨年12月下旬に行われたが、北京五輪開催中の今年2月8日にようやく結果が報告された。WADAは遅延した理由について、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)がストックホルムの検査所に検体を送った際、優先的に扱うよう指示しなかったためとしている。 国際検査機関(ITA)によると、予備のB検体の検査を求める権利を持つワリエワの問題については、RUSADAが手続きを進める。(了)【時事通信社】
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