【北京時事】国際オリンピック委員会(IOC)は14日、ドーピング検査で陽性反応を示しながら北京五輪への継続出場が認められたフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)について、15日に始まる個人種目で3位以内に入った場合は表彰式やメダル授与式を実施しないと発表した。ドーピング規定違反をめぐる問題が解決していないためとしている。 ワリエワが出場してROCが金メダルを獲得した団体のメダル授与式は、8日から延期されていたが大会中は実施しない。 国際スケート連盟(ISU)は、IOCからの要請を受け、ワリエワが15日のショートプログラム(SP)で24位以内に入った場合、17日のフリーに本来出場できない25位の選手も参加させると発表した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕練習するフィギュアスケート女子のワリエワ=14日、北京