ともにメダルが期待された20歳の戸塚、19歳の平野流は不完全燃焼に終わった。 戸塚は1、2回目で着地の乱れがあって得点が伸びず、最後の1回も手を付いてしまい10位どまり。昨年の世界選手権王者は「一番は自分が納得できる滑りをしたいと思っていた。そこが達成できなかったので悔しい」と唇をかんだ。 予選を3位で通過した平野流は、3回とも二つ目の技で転倒。「悔しいしか出てこない。気持ちで負けたかな、というところはある」 平野歩が圧巻の滑りで金メダルを獲得した姿を刺激に、若い2人は4年後を見据える。戸塚は「もっと技の難易度も上げて、勝てるライダーになりたい」。平野流は「歩夢くんと比べたら、高さも着地の精度もまだまだ。もっと練習する」と再起を誓った。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕スノーボード男子ハーフパイプ決勝1回目の戸塚優斗=11日、張家口 〔写真説明〕スノーボード男子ハーフパイプ決勝1回目を終えた平野流佳=11日、張家口