五輪3連覇を逃した羽生結弦との一問一答は次の通り。 ―3度目の五輪を終えて。 今できる羽生結弦の(クワッド)アクセルのベストがあれかなという感じもしている。 ―楽しめたか。 全然楽しくなかった。いっぱいいっぱい。 ―五輪とは。 一言では言えない。ソチは(完璧な演技ではなく)悔しいながらも勝ち、ある意味では成長できた。平昌はその成長を全部出し切れた。今回は、ちょっと時間がたつと見えてくるものもあるかもしれないが、挑戦し切った、プライドを詰め込んだ五輪だったと思う。 ―右足の状態。 詳しく話すかどうかすごく悩んでいる。勝てたら言ってもいいかなと思っていたが。いろいろ手を加えていただき、何とか(リンクに)立てた。 ―フリーに向けて一番強く思ったことは。 絶対にアクセルを降りる、絶対回り切る、自分のスケートを出し切ると思っていた。 ―4回転半の手応え。 手応えはすごく良かった。「これが4回転半の回転の速度なんだ」と。ここからランディング(着氷姿勢)をつくるには、ちょっと危険過ぎて、人間にはできないかもしれないが、僕なりの4回転半はできていたかなと思っている。 ―4回転半への挑戦はまだ続くか。 もうちょっと時間をください。ちょっと考えたいです。それくらい、今回やり切ってます。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕フィギュアスケート男子フリーで4回転半ジャンプに挑む羽生結弦=10日、北京 〔写真説明〕フィギュアスケート男子フリーで4回転半ジャンプに挑むも転倒した羽生結弦=10日、北京 〔写真説明〕フィギュアスケート男子フリーで演技する羽生結弦=10日、北京