なでしこは逃げ切りに失敗し、PK戦の末に敗退した。好機はかなり多く築いたものの、突き放せなかったことが響いた。積極的にシュートを打った宮沢は「前の選手として決め切るときに決め切りたかった。責任を感じる」。 攻めるのか、リスクを避けて守備的になるのか、意思統一が欠けていた時間帯もあった。池田監督は「試合をコントロールするところはもっと磨きたい」と課題を挙げた。 チームの立ち上げから準備期間が短かったとはいえ、今大会はFIFAランキングで下位の韓国と中国に勝ち切ることができなかった。W杯まで約1年半。「きょうの中国に勝てないようでは、世界で勝つのにはほど遠い」。熊谷主将の言葉が重く響いた。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕準決勝の中国戦、プレーする熊谷=3日、インド・プネ(AFP時事)