日本ハムの新庄監督がブルペンでも存在感を放った。国頭村の2軍キャンプ。捕手側、投手側と見る位置を変えながら投球を見守った後、ドラフト6位の横手投げ左腕、長谷川威が投げる打席の端に立った。ゆったりと構えてタイミングを取る動作をしながら、独特な球筋をチェックした。 無数のシャッター音が響く中で投じた長谷川威は、初日のブルペンで監督から「(開幕戦の)ペイペイドームをイメージして」とアドバイスされたことを意識し、「打ちにきていると思って、真っ向勝負しようと思った」。実戦を想定しながら練習に取り組んでほしいというビッグボスの意図を確かに理解していた。 横一線での競争を促すために、3日間で早くも2度の国頭視察。「主役は選手」との考えからか取材には応じず、「那覇に遊びに行ってきます」と言い残して球場を後にした。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本ハムの2軍キャンプで、ブルペンの打席に立つ新庄監督(右)=3日、沖縄県国頭村