【北京時事】アイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)は3日午後、1次リーグB組の初戦でスウェーデンと対戦する。目標とする準々決勝進出に向け、弾みをつけるためにも負けられない一戦。五輪3大会連続出場のFW米山知奈(道路建設)は「どんな形でも勝ちにこだわる」と気持ちを高めている。 今大会は2018年平昌五輪より2チーム多い10チームが出場。強豪5チームによるA組とそれ以外のB組に分かれて総当たり戦を実施し、A組全チームとB組上位3チームが準々決勝に進む。 スウェーデンの世界ランキングは9位。日本の6位より低いが、国内リーグが盛んで選手のレベルは高い。平昌では1勝1敗で、今回も僅差の戦いになりそうだ。 日本は14年ソチで全敗、平昌では五輪初勝利を含む2勝を挙げたが6位。飯塚祐司監督は「最後の一撃が足りなかった」と総括し、この4年間、得点力強化を柱に据えた。自陣から細かくパックをつなぎ、DFも積極的にシュートを打つ一方、FWには型にはまらない自由な発想を要求。その成果を出せるか。 B組にはスウェーデンのほか、チェコ、中国、デンマークが出場。日本は昨年の世界選手権でチェコと1勝1敗。中国は国外から選手を集めて強化を図っている。気の抜けない戦いが続きそうだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕初戦を前に前日練習するアイスホッケー女子日本代表=2日、北京