中国では「春節」と呼ばれる旧正月が始まったばかり。北京全体を祝賀の雰囲気が包む中、カーリング混合ダブルスが北京五輪競技全体の先陣を切って始まった。地元中国が前回2018年平昌五輪銀メダルのスイスと対戦した。 会場は08年北京夏季五輪の競泳などで使われ、泡のような個性的な外観から「水立方」の愛称を持っていた「国家水泳センター」。中国紙によると、温度や湿度、照明の設備などを改造し、プールの上に取り外し可能なカーリング場を造った。競技開始直前には氷の上にプロジェクションマッピングが描かれる演出もあった。 新型コロナウイルスに対する厳戒態勢のため、客席には招待された観客のみが入り、子供連れの家族などが観戦。会場には指示を出す選手の声が響き渡った。 中国チームの石が相手の石をはじき出したときだけ、観客はマスコットキャラクターの描かれた小旗を振りながら、控えめな歓声。それでも思わず興奮して「加油(頑張れ)」の声が上がる場面もあった。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕カーリング混合ダブルスを観戦する人たち=2日、北京 〔写真説明〕カーリング混合ダブルスでプレーする中国選手(手前)ら=2日、北京 〔写真説明〕試合が始まったカーリングの会場=2日、北京