スピードスケート女子の高木菜那(日本電産サンキョー)が2日、北京五輪の本番会場で調整に励んだ。現地で滑り始めて3日目。自身の状態について「やっと良くなってきたという感じがある」と手応えを口にした。 前回の平昌五輪では2冠に輝いた。まず期待されるのは団体追い抜きの連覇で「戦い方は固まってきた。あとは信じて、その作戦でどこまで速くできるかを追求していくしかない」。15日の決勝まで勝ち上がるイメージを膨らませる。 初代女王となったマススタートは、この2シーズンは実戦機会がないものの、国内でトレーニングは積んできた。他の出場種目を終えた大会最終盤の19日に組まれているだけに、「時間はある。そこからしっかりと考えたい」と先を見過ぎずに話した。(北京時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕練習で滑走する(左から)高木菜那、佐藤綾乃、高木美帆=2日、北京 〔写真説明〕練習で笑顔を見せる高木菜那=2日、北京