またも輝きを見せた。伊東は後半5分、長友のパスをゴール右で受ける。寄せてきた相手の股を抜く鋭いミドルシュートを左上へ豪快に突き刺し、「思い切って打った。半分ラッキーというか」。4試合連続ゴールは貴重な追加点。前回最終予選でマークした原口の歴代最長記録に並んだ。 前半には持ち味のスピードを生かした。32分、酒井の後方からの縦パスに抜け出す。相手DFを前に置き、追い付くのは厳しい距離と思われたが、快足を飛ばして回収。ドリブル突破からクロスを上げ、南野の先制点を演出した。「個人的にはゴールより良かった」。自身が得意とするサイドでの1対1から得点が生まれたことを誇った。 3トップの右は定位置となり、今や攻撃陣の中心に成長。1月上旬に新型コロナウイルス陽性となり、満足な練習ができなかったそうだが、影響を感じさせず「自分がいくところ、周りを使うところがうまくできている」。自身が国際Aマッチで得点した試合は8戦全勝。勢いは続きそうだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕サウジアラビア戦の後半、ゴールを決める伊東(右)=1日、埼玉スタジアム 〔写真説明〕サウジアラビア戦の後半、ゴールを決め喜ぶ伊東(右から2人目)=1日、埼玉スタジアム 〔写真説明〕サウジアラビアに勝利し、喜ぶ伊東(中央)ら日本代表選手=1日、埼玉スタジアム