【阪神】前日に今季限りでの退任を表明した矢野監督は精力的だった。長い時間をブルペンで過ごし、投手陣の状態を確認。全体練習終了後の特守では高寺らにアドバイスしていた。 意思を公表したことについて、「チームに何が必要かということを考えて話させてもらった。俺がやりたいのはいい伝統をつくる(こと)。そういうものを目指していくということは変わりない」と改めて語った。 多くの選手は驚きを隠せない様子。チーム最年長40歳の糸井は「僕らにできるのは最高の胴上げを絶対に今シーズンすること。それだけを目指してきょうから頑張る」と気持ちを新たに話した。(宜野座) 【時事通信社】 〔写真説明〕守備練習を見詰める阪神の矢野監督(右)=1日、沖縄県宜野座村