北京五輪のフィギュアスケートでアイスダンス日本代表の小松原美里、小松原尊組(倉敷ク)が1日、本番会場で初練習した。夫で米国出身の尊は「滑る前に(五輪の)ロゴを見てわくわくした」と高揚した様子。妻の美里は「今までの競技人生で一番きれいな氷の質」と好感触を口にした。 1月30日に到着し、休養日を挟んだ。初日の調整からリフトを入れるなど強度の高い内容で、尊は「演技の日はもっと(緊張感が)大きくなっていると思っていたので、きょうは全力を出した」と振り返った。 初の五輪代表。村元哉中、高橋大輔組(関大ク)と1枠を激しく争い、昨年12月の全日本選手権で4連覇を果たした。 フリーの「SAYURI」は、曲中のナレーションを日英の2カ国語で用意した。五輪の団体戦は全日本と同様、女優の夏木マリさんに依頼した日本語版を使い、個人種目では英語版にする予定だという。美里は「(夏木さんに)応援していますと言っていただいた。お土産を買って帰りたい」と笑顔。まずは精いっぱいの演技で感謝を伝える。(北京時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕フィギュアスケートの本番会場で練習するアイスダンスの小松原美里(左)、小松原尊組=1日、北京