阪神の矢野燿大監督(53)が31日、オンラインで取材に応じ、今季限りで退任する意向を明らかにした。キャンプインを翌日に控え、沖縄県恩納村で開いたミーティング後に「今シーズンをもって退任しようと思っている。選手たちに伝えた。来年、監督という立場でここに来ていることはないという気持ちで挑戦していきたい」と語った。 退任を決断したのは昨季終了後だと言い、「何が一番、チームや選手にとっていいのかなと(考えて)決めた」。球団には昨年11月に意向を伝えており、球団幹部は「監督の今年に懸ける思いが強かった」とし、本人の意思を尊重した。 矢野監督は2019年から指揮を執り、チームを3年連続でAクラスに導いた。3年契約の最終年だった昨季は、優勝したヤクルトとゲーム差なしの2位だった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕矢野燿大監督