テニスの全豪オープン最終日は30日、メルボルン・パークで行われ、男子シングルス決勝は第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)に2―6、6―7、6―4、6―4、7―5で逆転勝ちし、2009年以来13年ぶり2度目の優勝を遂げた。四大大会で男子単独最多の通算21勝目とした。優勝賞金は287万5000豪ドル(約2億3000万円)。 四大大会全てで複数回優勝するのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に続き、1968年のオープン化以降で2人目。メドベージェフは昨年の全米オープンに続く四大大会2勝目を逃した。 女子ダブルスは第1シードのバルボラ・クレイチコバ、カテリナ・シニアコバ組(チェコ)が優勝した。 ◇ナダルの略歴 ラファエル・ナダル(スペイン)4歳でテニスを始め、05年全仏オープンで四大大会初優勝。08年8月に世界ランキング1位に就く。10年全米オープンで四大大会全制覇。クレーコートに強く、全仏の優勝13回は歴代最多。08年北京五輪男子シングルス金メダル。185センチ、85キロ。35歳。スペイン・マヨルカ島出身。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕男子シングルスで優勝し、四大大会男子最多の21勝目を挙げて喜ぶナダル=31日未明、メルボルン(AFP時事) 〔写真説明〕四大大会男子最多の21勝目を挙げ、トロフィーを掲げるナダル=31日未明、豪メルボルン(AFP時事)