２０２０年７月に引退し、年寄「清見潟」を襲名した元関脇栃煌山（３４）＝本名影山雄一郎、高知県出身、春日野部屋＝の引退披露大相撲が３０日、東京・両国国技館で行われ、断髪式では元横綱の北の富士勝昭さん、同学年の二所ノ関親方（元横綱稀勢の里）、横綱照ノ富士ら約３００人がはさみを入れた。 師匠の春日野親方（元関脇栃乃和歌）に大いちょうを切り落とされ、「じわっとくるものはあった」と、１５年余りの力士人生を振り返った。 部屋付きとして後進の指導に励んでおり、「まずは１人でも多く関取にできるように。自分が果たせなかった横綱、大関昇進や、優勝ができるような力士も育てられればいい」と抱負を述べた。 （了） 【時事通信社】 〔写真説明〕断髪式で師匠の春日野親方（右）に大いちょうを切り落とされた元栃煌山の清見潟親方＝３０日、東京・両国国技館（代表撮影） 〔写真説明〕断髪式で元稀勢の里の二所ノ関親方（右）にはさみを入れてもらう元栃煌山の清見潟親方＝３０日、東京・両国国技館（代表撮影）