セットプレーに改善の兆し=板倉「常に狙いたい」―サッカー日本代表
時事通信社 2022年01月29日 20:00:49
日本に効果的なセットプレーが増えつつある。27日の中国戦ではFKやCKだけでなく、スローインから好機につなげる場面も。得点の気配がほとんど感じられなかった昨年からは一変し、改善の兆しが見られる。 前半20分の右CK。伊東が低いクロスを入れ、遠藤航が体を張るなどしたことでフリーとなった南野がシュートを放った。昨季までJ2栃木のヘッドコーチを務めた菅原大介氏が今月からセットプレー専門のコーチに就任。トリッキーな動きを組み合わせたプレーが増えた。 菅原氏は分析班の位置付け。主に映像資料の作成を担い、A代表を含む全カテゴリーを担当する。最終予選はセットプレーからの得点がなく、「ファーストタッチもできないくらい研究されている」とは日本協会の反町康治技術委員長。危機感からてこ入れを図った。 セットプレーは拮抗(きっこう)した試合展開で重要な意味を持つ。準備しているパターンの数について、南野は「何とも言えない」とにやり。高さのあるセンターバックの板倉は「常に狙っていきたい」とサウジアラビア戦でのゴールに意欲を示した。実戦でさらに練度を高めたプレーを披露できるか見ものだ。(了)【時事通信社】
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