プロボクシングの2021年度表彰選手が29日に発表され、バンタム級世界2団体統一王者の井上尚弥(大橋)が男子の最優秀選手(MVP)に選ばれた。4年連続5度目の受賞。  井上尚は昨年6月と12月に防衛に成功。KO賞も受賞し、「光栄に思う。(MVPは)結果を出して取らないといけない目標とする賞」と話した。  殊勲賞には、ニューヨークで国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフェザー級王座を獲得した尾川堅一(帝拳)を選出。尾川は17年にも同級王座決定戦を制したが、禁止薬物に陽性反応を示したため王座獲得が取り消されていた。  技能賞は世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)、年間最高試合賞は矢吹正道(緑)が寺地拳四朗(BMB)を破って新王者となった世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級タイトルマッチが選ばれた。  女子のMVPは世界ボクシング協会(WBA)フライ級王者の藤岡奈穂子(竹原&畑山)が受賞した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕プロボクシングの男子最優秀選手賞(MVP)に輝いたWBA、IBFバンタム級統一王者の井上尚弥=28日、横浜市神奈川区
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 井上尚が4年連続MVP=井岡技能賞、尾川殊勲賞―ボクシング年間表彰