大分舞鶴が21世紀枠で初の甲子園切符をつかんだ。夏の甲子園が中止となった2020年に県の代替大会、21年夏の大分大会で、ともに準優勝。今のチームとなった昨秋の県大会も準優勝と、この2年ほど県内トップレベルを続けている。 その実力に疑いはなく、課題だった攻撃力も向上。河室監督は「甲子園には縁がないと思っていたが、選手の頑張りでたどり着けた」と喜んだ。 平日の練習は約2時間。質を高めようと、7割を打撃と体力づくりに充てる。九回、走者二塁の場面で安打を打つイメージを抱くなど、「ピンポイントの一打」を練習してきた。 甲斐主将は「粘りではどのチームにも負けない自信がある」と胸を張り、甲子園では「まず1勝したい」と意気込む。強豪として知られるラグビー部に続き、全国の舞台で輝きを放つ心構えだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕選抜大会出場が決まり喜ぶ大分舞鶴の選手ら=28日午後、大分市 〔写真説明〕選抜大会出場が決まり喜ぶ大分舞鶴の選手たち=28日午後、大分市