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投資に興味はあるけれども、なんとなく抵抗があり行動に踏み出せない人。投資をすでに行っていて、さらに利益を上げたいと考えている人。投資を行っているが損を出すことが多く、できるだけ損失を減らしたいと考えている人。株式などの投資に関する本を探す人は、それぞれの目的を持っているだろう。
そこで目的に合わせて回答を与えてくれる投資本の紹介と、株初心者が投資本を読む前や読んだ後、株式投資を行う際に注意しなければならないことについて見て行こう。
投資に興味がある人は、手当たり次第に投資関連の本を読めば良いわけではない。各人の投資レベル、そして求める事柄によって、最適の本は異なるからだ。投資レベル別にお勧めの本を紹介しよう。
投資に興味はあるけれど、実際にはまだ行ったことがない人には次の5つの投資本がおすすめだ。
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株や投資に興味がある人は、まずこの「株の超入門書(著者:安垣理)」から学ぶのが最も効率が良いだろう。「投資とは?」「株の仕組みとは?」などの基本的な事柄から図を多く使用して、丁寧に解説されている。株全般についての基本的な知識を広く得ることができるのだ。
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投資を行いたいけれど、実際には何から手をつけていいのかわからない人には、この「全面改定 超簡単 お金の運用術(著者:山崎元)」がおすすめだ。どのように投資を捉えるべきか、そしてどう行動すべきかが、初心者にも分かりやすい言葉で記されている。株式だけにこだわらず、保険や退職金など資産運用全般について、お金とのつきあい形が学べる一冊である。
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まさしくタイトル通り、石橋をたたいて渡るタイプの人におすすめの投資本が「臆病者のための億万長者入門(著者:橘玲)」だ。投資を行いたい、投資に興味がある、けれども失敗はしたくない。そんな人はまずこの本を読んで不安を解消してから、資産運用を始めよう。
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テレビでも人気の解説者が、分かりやすい言葉で投資や資産運用を教えてくれるのが「知らないと損する 池上彰のお金の学校(著者:池上彰)」だ。投資だけでなく、経済やお金の仕組みが非常に明快かつ簡潔に書かれてあるので、投資に興味がなくても一般教養としても押さえておきたい名著だ。
既に投資を行っている人で、できるだけ損失を少なくするためのアドバイスを得たいと考えている人には、次の本がおすすめだ。
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「2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ 世界一楽しい「一問一答」株の教科書(著者:窪田真之)」はファンドマネジャー歴25年の著者が株のノウハウをまとめた1冊だ。数字が苦手な人でもクイズを解くだけで、売買時期を見極めたり株で勝てる技術を身につけたりすることができる。
内容はとてもシンプルだが、チャートの見方やトレードの基礎が学べるため、株の入門書としておすすめしたい。
すでに投資である程度の実績を上げており、さらに利益を増大させる手段を模索している人におすすめの本は、次に紹介する3冊だ。
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「先物市場のテクニカル分析(著者:ジョン・J・マーフィー)」は、1990年に初版が出版されたが、先物だけではなく株式や為替市場にも通用するテクニカル分析のバイブルとさえ呼べる本である。テクニカル分析を分かったつもりでいる人も是非この本を手に取り、テクニカル分析に必要な理論を基礎からしっかりと学んでほしい。
正しい理論、正しい考え方は時代が変わっても色あせないことが、この本を読めばよくわかるだろう。
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現代の投資の神様であるウォーレン・バフェット氏も「フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために」の著者フィリップ・A・フィッシャー氏から影響を受けたと語っている、その実践的な成長株を見極める方法や売買のタイミングなどが示されている。
バフェット氏の投資哲学・投資理論を理解するためにも、この一冊はぜひ読んでおきたい。
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株式や投資そのものを理解していることを前提として、「投資価値のある企業」の見極め方と、「投資をする時期」の見極め方に重点を置いた本が、この「勝てるROE投資術(著者:広木隆)」だ。実際に著者がどのような投資の失敗をし、どのように利益を上げることができたのかなど、全て経験に基づいて書かれてあるので、実際に投資を行っている人に大きな参考になるだろう。
楽天証券とSBI証券は、チャートなどが比較的見やすくて初心者向けだと思いますね。本当に初めてなら楽天証券、もう少しチャートを詳しく分析したいのであれば、データが見やすいSBI証券がおすすめです。
有限亭玉介さんのインタビュー記事はこちら
投資について本を読み、理論を頭に入れて株などの知識を増やすことは、確かに必要なことである。投資はギャンブルとは異なり、偶然を利用して利益を得るものではなく、確かな根拠をもとに頭を使って資産を増やすものであるからだ。
だが、本を読んでいくら投資についての理論をマスターしたところで、それはただの「知識」が増えたにすぎない。例えば、スキーのテクニックについて書かれた本や、スキー場のガイドブックを読んでも、スキーが上手になったとは言えない。理論を頭に入れ実際にスキーを行うことで、スキーの技術やセンスを身につけることが可能になるのだ。
同じことが投資においても言える。実際に株式や投資を行ってこそ、その知識や理論が活かされ、テクニックやセンスも身に付くのだ。
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実際の投資に踏み出せなくて、繰り返し投資本を読んだとしても、投資の技術は一向に上達しない。まずは少ない金額からでも実際に投資を行うことが大切だ。実際に投資を行うことで、本で読んだ知識が活きてくるのだ。
投資本を読んで理論や実際の手法がある程度理解できたら、次は証券会社に口座を開設し投資を行う準備をしよう。ネット証券ならほとんどの場合、口座は無料で開設できる。準備が調ったら、まずは少額から株を始めてみるとよい。
多くのネット証券が存在するが、証券会社ごとに強みがある。自分の取引スタイルに合いそうな証券会社を選び開設をする。
機関名 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 |
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評価点数 | 4.4 | 3.8 | 3.6 | 3.1 | 2.8 | 1.8 | 1.3 | 1.2 | 1.1 |
手数料 | |||||||||
一般NISA | 評価なし | ||||||||
つみたてNISA | 評価なし | 評価なし | 評価なし | ||||||
iDeCo | 評価なし | 評価なし | 評価なし | 評価なし | |||||
単元未満株 | 評価なし | 評価なし | 評価なし | 評価なし | |||||
初心者向け | |||||||||
米国株 | 評価なし | 評価なし | |||||||
ポイントサービス | 評価なし | 評価なし | 評価なし | ||||||
IPO | |||||||||
口座開設 |
無料でネット証券の口座を開設しても、投資の本では得られない「生きた情報」が手に入る。毎日配信される株式や市場のニュース、世界の経済状況など、投資やビジネスに関するありとあらゆる情報が手に取るように分かり、また投資のプロたちの分析なども無料で読むことができる。様々な「生きた情報」をもとに実際の投資を行えば、本で学んだ知識も活かされ、脳内ではなく現実の資産が形成できるのだ。
ネット証券の場合、口座が無料で開設できるだけでなく維持費も無料のところがほとんどだ。まだ一歩が踏み出せなくて悩んでいる間なら1円の支出も発生しない。そして、実際に株式などの投資を行う時も、実店舗の証券会社に比べて圧倒的に手数料が安いというメリットもある。証券会社によっては、10万円以下の資金なら100円程度の手数料で投資ができるのだ。手軽にそしてローリスクに投資を行うなら、ネット証券による投資が最善の選択といえるだろう。
十分な知識を得た後は、実際に投資を行うことで理論を実践に活かしてみよう。行動の伴わない知識ほど無駄なものはないと言える。投資に関する本を手に取ったなら、次はネット証券で投資家としての第一歩を踏みだそう。( NET MONEY編集部)
\ネット証券口座開設者数No.1!/
SBI証券が向いている人は投資を始めて間もない投資初心者の方です。取引手数料が安く、取扱い銘柄が豊富なため上級者として成長するまでしっかりと使い続けることができます。
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SBI証券はネット証券会社の中で最も多い9ヵ国の外国株式を取り扱っています。 また、SBI証券では2500本以上の投資信託を取り扱っており、ネット証券会社でも最大規模の取り扱い数を誇ります。
\取扱銘柄数がトップクラス!/
楽天証券が向いている人は投資初心者の方です。手数料が安く、楽天ポイントを使って投資もでき、初心者でもわかりやすいツールを提供しています。
楽天証券が向いていない人は投資について対面で相談したい方です。楽天証券はネット証券であるため、実店舗を構えていません。そのため、対面で人に相談することができません。
楽天銀行の口座を開設し、楽天証券の出入金口座として連携すると、取引件数や金額によってポイントが付与されます。
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「ゼロコース」に申し込めが国内株式の売買手数料が無料、「超割コース」では5万円までの約定代金であれば50円(税抜)、10万円までは90円(税抜)と、楽天証券では業界最低水準の手数料が設定されています。
また、投資初心者におすすめなのが「いちにち定額コース」。1日の取引金額が合計100万円までであれば手数料は無料のため、国内株式の99%近くが手数料無料で取引できるのが大きな魅力でしょう。
楽天証券は投資信託の取り扱いが豊富です。取り扱い本数は2,700本以上と、ネット証券において業界最多水準です。買付手数料はすべて無料であるため、取引コストをおさえた投資ができます。
\業界最低水準の運営管理手数料/
松井証券が向いている人は取引コストを抑えたい方です。初期の段階から他のネット証券よりも手数料が安く設定されており、50万円まで手数料が無料であるため、コストを気にせず投資できます。
松井証券が向いていない人は投資信託を行いたい方です。他のネット証券会社が投資信託を2,500本程度扱っているのに対し、松井証券で取り扱う本数は2021年8月3日時点で1,507本と他社と比べて、投資信託の取扱が少ないです。
1日あたりの現物取引と信用取引の売買における合計金額が50万円までであれば、取引手数料は無料です。そのため、少額の取引を始めたい方や、株主優待を狙って50万円以下の銘柄を手数料なしで買付したい方にはおすすめの手数料体系と言えるでしょう。
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マネックス証券が向いている人は米国株投資を積極的にしたい方です。マネックス証券は証券会社の中で、米国株の取扱銘柄数5,000超なので、米国株に投資する方は開設するべき口座です。
マネックス証券が向いていない人は海外投資を幅広く試してみたい方です。SBI証券では米国や中国以外にも9ヶ国を取り扱っているのに対し、マネックス証券は米国株と中国株のみで、他社に比べて外国株式の取扱が少なくなっています。
マネックス証券は米国株の取扱数が4,500以上と豊富で、米国株の取扱銘柄数5,000超を誇っています。 米国株投資に向いている証券会社であり、米国株投資向けのアプリが優秀である。米国株投資を考えている人は必ず開設すべき口座である。
IPOの取り扱い数が多く、IPOにチャレンジしたい方にも適した証券会社でしょう。マネックス証券の2019年におけるIPO取り扱い数は45社です。2019年全体のIPOは86社であったため、半数以上はマネックス証券から申し込みが可能であったことがわかります。
外国株取引口座を開設して初入金後に20日間の米国株の売買手数料を上限3万円まで全額キャッシュバックしてくれる「米国株取引 デビュー応援」サービスを実施中のようです。
\米国株の取扱銘柄数5,000超!/
まずは少ない金額からでも実際に投資を行うことが大切。
実際に投資を行なうことで本で学んだ知識が活かせる。
証券会社で口座を開設をする。ネット証券ならほとんどが無料で口座が開設できる。
リスクについて考えることが大切である。そのため、投資資金は余裕資金から捻出し、長期・積立・分散投資を意識して投資を行う必要がある。
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・石井僚一
金融・投資ライター
大手証券グループ投資会社への勤務を経て、個人投資家・ライターに。 株式市場の解説や個別銘柄の財務分析、IPO関連記事を得意としている。株式会社ZUUでは長くIPO記事を担当。
複数媒体に寄稿しており、Yahoo!トップページに掲載実績あり。