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比較対象は毎月1万円の積立投資であり、いずれの投資対象でも1月一括投資が有利な結果となりました。最も資産効率が高いのはS&P500であり、年平均では7.5%の利回りを記録しています。
ただし、投資対象が下落傾向にある時期は、積立投資のほうが有利になることもあります。相場状況によって適した手法は変わるため、上記のデータはあくまで参考程度に留めてください。
(※)参考:ニッセイ基礎研究所「新NISA、「毎月投資」か「1月一括投資」か 基礎研REPORT(冊子版)2月号[vol.323]」
2024年1月1日 資産管理
2024年1月から始まる新NISAは、非課税投資枠の範囲内で運用益が非課税になる制度です。投資手法や目的に合わせて2つの投資枠が用意されていますが、それぞれ積立投資と一括投資のどちらに適した制度なのでしょうか。
新NISAの非課税投資枠を活用するには、資金や目的に合わせて積立投資と一括投資を使い分けることが重要です。非課税投資枠は最大で年間360万円ですが、仮に投資手法を一括のみに限定すると、年間240万円(成長投資枠)までしか消費できません。
積立投資のみを行う手法についても、相場状況によっては期待できるリターンが減ってしまう可能性があります。場面に応じて積立投資・一括投資を使い分けるために、新NISAの仕組みを確認しておきましょう。
2023年12月26日 お金の使い方
新NISAでは「一括投資」と「積立投資」という2通りの投資方法があります。本記事では、成長投資枠を使った「一括投資」について、メリット・デメリットを交えて説明します。
集中投資は今後も価格上昇が続くと予想する銘柄がある場合、その銘柄に絞って、年間投資上限額240万円分を投資する方法です。1銘柄に集中投資しますので、パフォーマンスを高められる可能性があります。投資する銘柄が決まれば、全額を一度に購入しても良いですし、何度かに分けて購入しても構いません。
ただし、一括投資は積立投資と比べてもリスクが大きくなりやすく、適切な投資判断が求められますので、投資経験豊富で銘柄選択に自信がある投資家に有効な方法となるでしょう。
分散投資は、1つの銘柄に絞らず複数銘柄に投資する方法です。銘柄を分散することで、1銘柄への集中投資よりリスクを抑えることができます。株式なら単元未満株で数千円から購入可能で、投資信託なら数百円から購入可能なので、年間240万円の投資枠で100銘柄以上を購入することも可能です。
実際に分散投資を行う際は、同じ業界・業種などに集中させず、できるだけ相互に価格が連動しない銘柄を選ぶことが大切です。
特定口座や一般口座などの課税口座で保有している資産をいったん売却し、新NISAの成長投資枠で一括で買い直すも選択肢の1つです。
今後の価格上昇を予想している場合、含み益があっても課税額が小さいうちに売却し非課税の新NISAに移行することで、トータルの課税額は小さくなります。
一方、含み損がある場合は売却時に損失が発生しますが、他の課税口座の利益と相殺できる損益通算(新NISAでは利用不可)という仕組みを利用できます。課税口座で生じた損失を最長3年まで繰り越して、他の課税口座の利益と損益通算することで課税額を抑えられます。
2023年5月5日 お金の使い方
2024年から始まる新NISAでは、年間360万円の非課税投資枠が設けられる予定です。現行制度より投資枠が拡大されますが、最大限に活用する場合はどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
新NISAには、積立投資を対象にした「つみたて投資枠」と、一括購入もできる「成長投資枠」があります。これらの投資枠は併用できますが、以下のように年間投資枠や保有限度額の制限が異なります。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
非課税投資枠 | 年間120万円 | 年間240万円 |
非課税保有限度額 | 2つの投資枠で1,800万円まで (※成長投資枠は1,200万円まで) |
合計では年間360万円の枠を使えますが、一方の投資枠だけで使い切ることはできません。2つの投資枠を合わせて1,800万円が保有限度額となるため、毎年360万円ずつ投資をすると5年間(1,800万円÷360万円)で保有上限に達します。
なお、新NISAの投資枠を活用して保有している金融商品を売却すると、その分の投資枠を再利用できます。
一括投資と積立投資の違いをしっかりと理解することで、より有利な投資判断が可能になります。新NISAを上手に利用し、将来の資産形成に向けた第一歩を踏み出すことを検討してはどうでしょうか?
これらの記事を参考に自分に合った投資戦略を見つけてください。
※本記事は資産運用に関わる基礎知識を解説することを目的としており、資産運用を推奨するものではありません。また、過去の実績は将来の運用成果等を保証するものではありません。
The post 新NISAの一括投資 vs 積立投資:資金を最大限に活用する方法 first appeared on Wealth Road.