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(※2)管理者が存在せず、誰でもネットワークに参加可能なブロックチェーン。
(※3)ネットワークへの参加は管理者の許可が必要なブロックチェーン。
このような背景から、インターオペラビリティの確立に向けて現在多数のプロジェクトが進められています。今回は、代表的な2つのプロジェクトを紹介します。
Polkadot(ポルカドット)は、イーサリアムの共同設立者であるギャヴィン・ウッド氏がWeb3.0の実現を目標に立ち上げたプロジェクトです。
Polkadotの特徴の一つとして、メインチェーンの「リレーチェーン」とシャドーチェーン(※)の「パラレルチェーン」で構成された点が挙げられます。このように複数のブロックチェーンにトランザクション(データの処理)を分散させることにより、高度なスケーラビリティとセキュリティ、高速トランザクションを実現しています。
(※)負荷を分散させるためのブロックチェーン。
Cosmos(コスモス)は、「ブロックチェーンのインターネット」をスローガンに掲げるプロジェクトです。独自のブロックチェーン「CosmoHub(コスモハブ)」を基盤に、ブロックチェーン間の認証およびデータ転送を処理できる「Inter-Blockchain Communication Protocol(ブロックチェーン間通信プロトコル)」や独自トークン「ATOM」を活用し、異なるブロックチェーン間でデータのやり取りなどができます。
その他にも、さまざまなユースケース(使用事例)やアプリケーション向けのブロックチェーンを簡単に構築できる開発ツール「Cosmos SDK」など、包括的なソリューションを開発・提供しています。
米金融メディア「Benzinga(ベイジンガ)」によると、世界のインターオペラビリティ市場は需要に後押しされ、2028年に10億ドル(約1,410億円)規模に成長すると予想されています。Wealth Roadでは今後も、さらなる市場の成長が期待されるブロックチェーンとWeb3.0の開発動向についてレポートしていきます。
※為替レート:1ドル=141円
※本記事はブロックチェーン技術や暗号資産に関わる基礎知識を解説することを目的としており、ブロックチェーン関連資産等への投資を推奨するものではありません。
The post Web3.0実現に必須のインターオペラビリティとは?事例を交えて解説 first appeared on Wealth Road.