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新NISAは比較的リスクが大きい代わりに、大きいリターンが期待できる対象商品が多くなっています。iDeCoの場合は、新NISAとは反対にリスクが小さく、リターンも小さくなりやすい対象商品がそろっています。
実際には金融商品ごとに違いがあるので、リスクとリターンの関係を理解した上で運用するものを選ぶことが大切です。
1年間に投資できる金額は、新NISAの方が高く設定されています。両制度の年間投資額の違いは、以下の通りです。
<新NISAの年間投資額>
つみたて投資額:120万円
成長投資枠:240万円
新NISAの場合、非課税で保有できる限度額は総枠で1800万円、成長投資枠は1,200万円になっています。
<新NISAの年間投資額>
・国民年金第1号被保険者の場合
→81万6,000円
・国民年金第2号被保険者の場合
→14万4,000円~27万6,000円
・国民年金第3号被保険者の場合
→27万6,000円
・国民年金任意加入被保険者の場合
→81万6,000円
新NISAでは2つの投資枠を併用できるため、年間では360万円までの金融商品を購入できます。一方で、iDeCoの年間投資額は職業や勤務先の年金制度によって異なり、最大の拠出額は81万6,000円となります。
iDeCoでは3つのタイミングで節税効果がありますが、新NISAの節税効果は運用時に限られます。両制度の節税効果の違いは、以下の通りです。
<新NISAの節税効果>
投資時:なし
運用時:全ての運用益が非課税になる
引き出し時:なし
<iDeCoの節税効果>
投資時:全ての掛金が所得控除の対象になる
運用時:全ての運用益が非課税になる
引き出し時:退職所得控除または公的年金等控除が適用される
iDeCoの受給方法には「一時金」と「年金」があり、一時金には退職所得控除が、年金には公的年金等控除がそれぞれ適用されます。
新NISAで投資した資金は自由に引き出せますが、iDeCoには以下の「引き出し制限」があります。
<iDeCoの引き出し制限>
60歳時点での加入年数 | 支給開始年齢 |
---|---|
10年以上 | 60歳 |
8年~10年未満 | 61歳 |
6年~8年未満 | 62歳 |
4年~6年未満 | 63歳 |
2年~4年未満 | 64歳 |
1ヵ月〜2年未満 | 65歳 |
上記の通り、iDeCoでは原則60歳になるまで資産を引き出せません。支払いを停止すると加入年数が加算されなくなるため、毎月の掛金は継続して支払える金額に留めましょう。
新NISAとiDeCoは、投資金額や節税効果、換金のしやすさなどが異なります。どちらが優れているとは一概に言えないため、資産形成の目的やライフプランに合わせて制度を選ぶことが大切です。
※本記事は資産運用に関わる基礎知識を解説することを目的としており、資産運用を推奨するものではありません。
The post 新NISAとiDeCo、どっちを最初に始める? first appeared on Wealth Road.