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参照:単身世帯(各種分類別データ(令和4年)
参照:二人世帯(設問間クロス集計(令和4年)
ここからは、アッパーマス層以上の業種や年収の傾向を見ていきましょう。
次は、就業先の業種を見ていきましょう。
世帯主の業種 | 3,000万円を超える世帯の割合 |
---|---|
農林漁鉱業 | 10.4% |
建設業 | 5.5% |
製造業 | 10.5% |
運輸業・郵便業 | 5.1% |
卸売業・小売業 | 8.0% |
宿泊業・飲食サービス業 | 4.1% |
医療・福祉 | 3.5% |
公務・教育・電気水道業 | 13.1% |
その他サービス業 | 9.6% |
このデータから、「農林漁鉱業」と「製造業」、「公務・教育・電気水道業」に従事している世帯主がいる世帯は資産3,000万円以上が比較的多いと推測できます。ただし、実際の勤め先によって賃金や退職金の額は変わってくるため、上記の結果はあくまで目安として参考にしてください。
次は、年収ごとの割合をまとめたものです。
世帯年収 | 3,000万円を超える世帯の割合 |
---|---|
収入はない | 2,1% |
300万円未満 | 6.0% |
300~500万円未満 | 9.9% |
500~750万円未満 | 12.0% |
750~1,000万円未満 | 16.2% |
1,000~1,200万円未満 | 25.1% |
1,200万円以上 | 33.6% |
年収が1,000万円以上の世帯は、およそ半数が資産3,000万円以上を保有していることが分かりました。
資産3,000万円以上を目指すには、「資産を減らさないこと」と「資産を増やすこと」を同時に考える必要があります。実際にはどのような方法があるのか、以下ではその一例を紹介します。
世帯年収の多さは直接的・間接的に金融資産保有額に大きな影響を与えているため、年収を上げることで資産を増やしやすくなります。現在の職場のままでは昇給が期待できないのであれば、転職や副業を始めることを検討してみましょう。
資産は少し余裕がでてきたからといっても、支出を抑えずに浪費するようになると、すぐに目減りします。そのため、まずは日々の支出をうまくコントロールし、資産の目減りを極力抑えましょう。無駄な出費を控えるのはもちろん、水道光熱費や通信費などの固定費を見直すことも大切です。
収入にもよりますが、支出のコントロールによって守れる資産には限界があります。アッパーマス層以上を目指すには、さらに数千万円分の資産を増やす必要があるので、余裕資金を運用することも検討してみましょう。
具体的な資産運用としては、株式投資や投資信託、REIT、外貨預金などが挙げられます。この他にNISAやiDeCoといった税制優遇制度を利用するなどの選択肢があるので、ご自身に合った資産運用の方法を選んでください。
資産形成の方法がなかなか見つからない場合は、専門家やプロに相談をする方法もひとつの手です。例えば、証券会社や金融機関の相談窓口を利用すれば、資産額に適した投資商品を提案してもらえる可能性があります。
その他に、資産運用のプロであるファイナンシャルプランナーや不動産経営の専門会社なども、相談先として挙げられます。ただし、最終的な投資判断は自分で行うことになるので、必要最低限の知識はつけておきましょう。
アッパーマス層は世帯全体の10%程度しか存在しませんが、努力次第ではマス層からでも目指すことは十分に可能です。また、すでに資産3,000万円を保有している場合は、中長期的な資産運用プランを立てることで、準富裕層や富裕層になれる可能性が高まるでしょう。保有資産階層をひとつでも上げたい方は、本記事を参考にしながら計画を立ててみてください。
※本記事は資産運用に関わる基礎知識を解説することを目的としており、資産運用を推奨するものではありません。
The post アッパーマス層ってどんな人たち?平均収入などの傾向やその上の準富裕層を目指す方法 first appeared on Wealth Road.