2025年6月19日(木)・20日(金)の2日間にわたり、「France–Japan Bilateral Seminar on Health Data: Acquisition, Governance, and Applications(フランス・日本ヘルスデータ国際セミナー)」が、慶應義塾大学医学部 北里講堂にて開催されました。
「Japan Precision Medicine Platform(JPP)の概要と目的」日本国内では、病院に蓄積された95%以上の医療データが未活用のまま残されており、その多くが「データサイロ化」しています。さらに、巨大なデータ量や個人情報保護法への対応といった課題から、外部の研究機関や製薬企業との連携が困難な状況が続いています。
こうした課題を解決すべく、NTTグループはBC Platforms社の国際的な技術を活用し、安全かつ実用的な医療データ共有基盤「Japan Precision Medicine Platform(JPP)」を構築しました。JPPは、複数病院からの分散型のデータ利活用を実現するFederated Analysis(フェデレーション分析)と、データ持ち出しを制御可能なTrusted Research Environment(TRE)の2つの柱で構成され、ドラッグロス(Drug Loss)の解消や臨床開発の迅速化をめざしています。