こうした「距離感」についてどのように解消するのか、キム・サンピョ氏がお話ししました。キム氏は「人間はマルチモーダルという方法で世の中を認識する。人間のように思考して反応すること、それをAIで実現できれば素晴らしいソリューションとなる」とコメント。そのためには、「マルチモーダルAI」と「オンデバイスAI」が必要であると強調しました。また、クアルコムでは、AI開発者に向け「Qualcomm AI Stack」や150以上のAIモデルを提供する「Qualcomm AI Hub」を提供していることにも言及し、スマートフォンアプリの爆発的な普及背景として、開発者が開発した革新的なアプリを消費者が購入し、その利益をもって開発者がまた新たなアプリの開発をする「好循環な構造」が構築されたことを例に挙げ、AI開発においても同様に進めることがAIの成功において重要であると話しました。