カリフォルニア州サンディエゴ(米国時間2025年5月5日) – Johnson &Johnson(以下「J&J」)は、中等症から重症の活動期潰瘍性大腸炎の成人患者さんを対象としたトレムフィア®(一般名:グセルクマブ)の第III相QUASAR長期継続(Long term extension: LTE)試験の最新データを発表しました。これらのデータは、2025年米国消化器病週間(DDW)で発表された当社の研究に焦点を当てた24件の演題に含まれます。
ペンシルベニア大学消化器・肝臓内科、開発、慈善事業部門副部長であるGary R. Lichtensteineは、次のように述べています。「潰瘍性大腸炎の患者さんは、この疾患のつらい症状を抑え、持続的な効果をもたらす治療を必要としています。今回の新たなデータは、トレムフィアが長期にわたる持続的な臨床的及び内視鏡的寛解をもたらすことを示すものであり、潰瘍性大腸炎の治療における重要な進展となるものです」
用語の説明: a. 結果はnonresponder imputation解析に基づいたもの。データの解析は、治療失敗又は欠測データを補完するnonresponder imputation(NRI)解析及び実測に基づくas observed解析の2つの手法で実施した。結果はNRI解析とas observed解析で一貫していた。 b. 臨床的寛解の定義は、Mayo排便回数サブスコアが0又は1で、導入療法のベースラインから増加しておらず、Mayo直腸出血サブスコアが0、Mayo内視鏡サブスコア(MES)が0又は1とした。 c. 内視鏡的寛解(正常化)の定義は、MESが0とした。 d. 内視鏡的改善の定義は、MESが0又は1とした。 e. Dr. LichtensteinはJ&Jのコンサルタントとして謝礼を受け取っているが、メディア関連の活動に関する報酬は受け取っていない。
Johnson &Johnson について J&Jは、健康こそすべてだと考えています。ヘルスケアイノベーションにおける私たちの強みが、複雑な病を予防、治療、治癒し、治療をよりスマート化した、低侵襲なものに進化させ、一人ひとりの患者さんに合ったソリューションを提供することができる世界を築く力になります。Innovative MedicineとMedTechにおける専門性を生かし、将来の飛躍的な進化に向けてヘルスケアソリューションの幅広い領域でイノベーションを推し進め、人々の健康に大きなインパクトを与えていきます。
日本におけるJohnson &Johnson Innovative Medicine について Johnson &Johnson Innovative Medicine は、米J&Jグループにおける医療用医薬品事業の名称です。日本では、1978年の設立以来、これまでヤンセンファーマ株式会社として、患者さんの治療に貢献する多くの医薬品をお届けしてきました。私たちは、アンメットニーズに基づく開発戦略のもと、注力疾患領域―がん、免疫疾患、精神・神経疾患、心・肺疾患、および眼疾患領域における学術および情報提供活動を強化しながら、私たちの薬剤を必要とする全ての患者さんが適切なタイミングでベストな治療を選択するための活動を続けています。私たちは、医療の未来を切り拓き、日本の患者さんに革新的な医薬品をお届けしていきます。
将来に関する記述 このプレスリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、製品開発及びトレムフィア®の潜在的なベネフィット及び治療影響に関するものです。お読みの際には、これらの将来の見通しのみに依拠しないよう、ご注意ください。これらの記述は、将来の事象に関する現時点での予測に基づいています。 基礎となる前提が不正確であると判明した場合、あるいは既知もしくは未知のリスクや不確実性が現実化した場合、実際の成果は、Janssen Research &Development, LLC、Janssen Biotech, Inc.、ヤンセンファーマ株式会社及び/又はジョンソン・エンド・ジョンソンの予測や見通しと大きく異なる可能性があります。 リスクと不確実性には、これらに限定されるものではありません。臨床的成功及び規制当局の承認取得の不確実性をはじめとする製品の研究開発に伴う課題や不確実性、商業的成功の不確実性、製造上の問題または遅延、競合他社による特許取得、新製品開発、特許に対する異議申し立て、製品回収又は規制当局による措置につながる可能性、製品の有効性又は安全性に関する懸念、ヘルスケア製品及びサービスの購入者の行動や支出パターンの変化、世界的な医療改革などの適用される法律や規制の変更、医療費抑制への動きなどが含まれますが、これらに限定されるものではありません。 これらのリスクや不確実性、その他要因の詳細と一覧については、2024年12月29日に終了した会計年度のForm10-Kに基づくジョンソン・エンド・ジョンソンの年次報告書の「将来予測に関する記述に関する注意事項(Cautionary Note Regarding Forward-Looking Statements)」、や「リスク要因(Item 1A)」のセクション、またはジョンソン・エンド・ジョンソンの四半期報告書(From 10-Q)及び証券取引委員会へのその他の提出書類をご参照ください。 これら書類は、オンライン(www.sec.gov, www.jnj.com)でご覧いただくか、もしくはジョンソン・エンド・ジョンソン宛てにご請求ください。Janssen Research and Development, LLC、Janssen Biotech, Inc.、ヤンセンファーマ株式会社及びジョンソン・エンド・ジョンソンは、新たな情報や今後の事象・変化などに基づいて、将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。
1 Lichtenstein GR, et al. Efficacy And Safety Of Guselkumab For Ulcerative Colitis Through Week 92 Of The Quasar Long-Term Extension Study. Poster presentation (#4241842) at Digestive Disease Week 2025. May 2025.
2 Atreya R, Abreu MT, Krueger JG, et al. Guselkumab, an IL-23p19 subunit-specific monoclonal antibody, binds CD64+ myeloid cells and potentially neutralizes IL-23 produced from the same cells. Poster presented at: 18th Congress of the European Crohn’s and Colitis Organization (ECCO);March 1-4, 2023;Copenhagen, Denmark. Poster P504
3 Kreuger JG, Eyerich K, Kuchroo VK. Il-23 past, present, and future: a roadmap to advancing IL-23 science and therapy. Front Immunol. 2024;15:1331217. doi:10.3389/fimmu.2024.1331217.
4 TREMFYA® [Prescribing Information]. Horsham, PA: Janssen Biotech, Inc.
5 Skyrizi® [Prescribing Information]. North Chicago, IL: AbbVie, Inc.
6 Omvoh™ [Prescribing Information]. Indianapolis, IN: Eli Lilly and Company.