【注釈】 注1) 生態系を活用した防災・減災(Ecosystem based Disaster Risk Reduction):生態系の保全・再生を通じて防災・減災や生物多様性を含めた地域の課題を複合的に解決しようとする考え方。しばしば次項のグリーンインフラストラクチャーの考え方に含められる。 注2) グリーンインフラストラクチャー:自然の有する機能をインフラと捉え、それを利用して社会資本整備等を進めるという考え方。日本では「自然が持つ多様な機能を賢く利用することで、持続可能な社会と経済の発展に寄与するインフラや土地利用計画のこと」などと定義されている。 注3) Osawa T (2024) Agricultural land around river confluences could strongly suppress floods occurrences. Environment and Sustainability Indicators 103445. (河川合流周辺の農地は高い洪水の発生抑制効果を持つ)https://doi.org/10.1016/j.indic.2024.100533