金沢工業大学五十嵐威暢アーカイブでは、年度内最後の企画展として「2024年度五十嵐威暢アーカイブ研究報告展FIND ON SITE」を行います。この展示は、アーカイブが所蔵する作品や資料を手掛かりに五十嵐威暢の作品やプロジェクトの制作背景、そのプロセスを紐解くことを目的としています。今回取り上げるのは、五十嵐が手掛けた「多摩美術大学のマーク」(1995)と「渋谷PARCO PART3」(1981-1982)です。写真や図面、メモやスケッチといったアーカイブならではの一次資料の展示を通じて、五十嵐の創造の秘密に迫ります。アーカイブを用いた研究の現場で、日々沸き起こる驚きや感動を追体験する機会となれば幸いです。