ポイントは室外機!大雪の日もエアコン暖房を安定稼働させるには?

2024年12月3日11:00
【霧ヶ峰 Times】~霧ヶ峰は、快適な室内環境づくりの情報をお届けします~

 三菱電機 霧ヶ峰PR事務局は、降雪時にも室内であたたかく快適に過ごせるように、エアコン暖房の 「降雪前にできる対策」と「降雪時の対策」を紹介します。当事務局が、沖縄県を除く46都道府県の30~50代の男女600名に行った調査によると、降雪時に「エアコン暖房の効きが悪くなった」などのトラブルに見舞われたことがある人は全体で18.5%となり、地域ごとにわけると寒冷地※1では20.0%、その他の地域では17.0%となりました。気象庁によると、今年の降雪量は北・東・西日本の日本海側で平年並みか多い見込みです※2。そのため、降雪前/降雪時の対策を確認し、突然の大雪に備えておくことをおすすめします。

※1 本リリースにおける寒冷地:北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県、宮城県、福島県、新潟県、長野県、山梨県、富山県、石川県、福井県のことを指します
※2 気象庁 寒候期予報の解説 https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?region=010000&term=P6M

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エアコン暖房の雪対策を実施しようと思っていない人は73.0%。一方で降雪時のエアコントラブルには「エアコン暖房の効きが悪くなった」「急に暖房運転が止まってしまった」という声も
 調査によると、降雪時にエアコントラブルに見舞われたことがあると回答した人は、全体で18.5%となり、そのうち寒冷地では20.0%、その他の地域では17.0%となりました(グラフ1)。具体的には、「エアコン暖房の効きが悪くなった」や「急に暖房運転が止まってしまった」などの声がありました(表1)。
 
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表1

また、エアコンに関する雪対策の意向については、地域問わず「実施しようと思っていない」「どちらかといえば実施しようと思っていない」と回答した方が全体で73.0%に上りました(グラフ2)。その理由として、寒冷地では「どのように対策したらいいかわからないから」が最も多く36.0%、その他の地域でも29.0%の方が同様の回答をしており(表2)、地域問わず4人に1人以上の方がエアコンに関する雪対策の仕方をわかっていないことが明らかになりました。

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グラフ2

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表2

 
降雪時にエアコントラブルが起こる理由と、降雪前/降雪時の対策

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降雪時にエアコントラブルが起こる理由としては、例えば以下が考えられます。

<エアコントラブルが起こる理由>
①“室外機”のファンが雪で埋まる
②“室外機”の上や周りに雪が積もっていると、風通しが悪くなったり、溶けた雪が凍って室外機の熱交換器に張り付いたりする

 上記の状態になると、エアコン暖房は正常な運転ができなくなる可能性があり、結果として「効きが悪くなる」などのトラブルにつながります。そのような事態を避けるため、エアコン暖房の雪対策を行うことを おすすめします。特に「室外機周辺の対策」が一番重要です。
 
【降雪前の対策】ポイントは室外機!普段からやっておきたい環境整備

<地域共通>
■雪対策につながる、普段からやっておきたい室外機周辺の環境整備

●室外機周辺を掃除し、ファンの前や横に風を遮るものを置かないようにして、
 十分なスペースを確保しておく。                
 エアコン暖房を効率的に使うために、空気がスムーズに流れるように普段から室外機周辺のスペースを確保しておくことが重要です。ファンの前や横に観葉植物や段ボールなどの障害物を置いていると、風を遮り、室外機の正面に雪が積もってしまう可能性があります。室外機周辺の風通しを良くするために、動かせるものはできるだけ片づけて、上面にものを置くのもやめましょう。

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<寒冷地>
■寒冷地ではさらに対策が必要!室外機設置時に気を付けたい3つのポイント

●室外機の設置位置は家の東側か南側がおすすめ!
 家の北側や西側は季節風の影響を受けやすく、冬場は雪が室外機に吹き込んでしまいます。そうすると、安定した稼働を実現できなくなる可能性があります。そのため室外機の設置場所は、家の東側か南側を選ぶのがおすすめです。

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●ドレン水の排水に要注意!思わぬ事故につながる可能性も…
 寒冷地では、室外機から排出されるドレン水※3で地面が凍結して思わぬ事故につながる可能性があります。室外機を設置する際には人の通る場所や地面が凍結すると問題のある場所は避けるようにしましょう。 また、ドレン水は凍結により熱交換器の破損や、ファンと氷の接触などの不具合につながるおそれもあります。排水でお困りの時は、お買い上げの販売店に排水工事をご相談ください。 

※3 ドレン水:室内機についた霜を溶かす「霜取り」を行った際に室外機から排出される水のこと(暖房運転時)。

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●別売部品の架台を使って雪害を回避!(必要に応じて防雪フードを活用ください)
⚠機種によって取り付け可否や適応する別売部品が異なりますので、詳しくは販売店にご相談ください。

<地上に設置する場合>
二段架台※4などを活用し、降雪とドレン水の凍結の影響がない高さに設置しましょう。
※4 寒冷地では、室外機の設置位置を高くするために二段架台を使用します。室外機の二段設置(下段への設置)は行わないでください。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250511-O28-10eD4h00

<上階や壁面に設置する場合>
壁面用据付台などを活用し、降雪・落雪・つららなどの影響を受けにくい場所へ設置しましょう。
また、ドレン水の排水にも注意してください。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250511-O29-j4CvM96y

<バルコニーに設置する場合>
一段架台などを活用し、降雪とドレン水凍結の影響がない高さで設置するのがおすすめです。

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【降雪時の対策】大雪が降った後、まずやるべきことは?

<地域共通>
●室外機の周辺に雪が積もっていたら…
エアコンの電源は入れず、シャベルなどで吹き出し口の前が200mm以上空くように雪を取り除く。
 
 大雪が降った後は、まず室外機の状態を確認しましょう。雪が積もっているようであれば、周辺、特に吹き出し口前の雪を取り除くようにしてください。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250511-O33-f2vFB996
 
●さらに、室外機の上に雪が積もっていたら…
積もった雪もできれば取り除く。ただし、室外機内部の雪には触らない。
 
 室外機内部のフィン※5によって怪我をする恐れや、フィン自体を傷つけてしまう可能性があるため、室外機内部の雪には触らないようにしましょう。また、雪を溶かすためにお湯や水をかけると、かえって室外機の熱交換器に氷を発生させ、フィンの目詰まりの原因になることがあります。

※5 フィン:室外機の裏側についている薄い金属板

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そのエアコントラブル、故障ではなく「霜取り」中かも? 「霜取り」を知らない人が63.2%。寒冷地以外でも起こり得る“室外機についた霜”を解消する「霜取り」機能とは

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250511-O35-Q3deE52R

グラフ3

Q. エアコン暖房が止まっちゃった!どうしたらいい?
A. 落ち着いて!室外機についた霜を溶かしているのかも。

「霜取り」とは・・・
 室外機の熱交換器に霜が付着すると、熱交換が十分に行われず暖房能力を発揮しにくくなるため、エアコンにはその霜を溶かすために、自動で「霜取り」を行う機能があります。
 「霜取り」時には、霜を溶かすためにあたたかい冷媒を室外機側にまわすため、室内機から冷たい風が吹かないよう暖房運転を短時間停止します。そのため、「止まった!」とビックリされるかもしれません。
しかしそれは「霜取り」を行っているためで、少し時間を置くと通常運転を再開しますので、焦らずお待ちください。
 ちなみに、最近のエアコンは「霜取り」前に室温が設定温度を下回らないよう事前に室温を上げておく、「プレヒート」という機能が搭載されているものもあります。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250511-O19-4qt0UXJW
 
Q. 室外機から湯気が出ている!どうしたらいい?
A. 心配しないで!必ずしも故障ではありません。
 
 今回ご紹介した、室外機の熱交換器についた霜を落とすために行う「霜取り」中は、熱交換器があたたかくなっているので溶けた霜の水分が蒸発して湯気となる場合があります。

Q. 寒冷地以外の場所では霜はつかないのでは?
A. 必ずしも寒冷地だけの話ではなく、全国で起こり得ることです。
 
 室外機に霜がつきやすく、「霜取り」に入る外気温は-7~5.5℃の時です。
そのため、日本の場合はほぼ全国が対象となります。実際、2023年の東京では73日、大阪市では71日、福岡市では59日も外気温が-7~5.5℃となった日がありました※6。

※6 三菱電機調べ https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/zubanatsu/

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250511-O24-5Hu22sX4

【表】

【表】
■グラフ1~3、表1~2
調査対象者:30~50代の男女600名(沖縄県を除く46都道府県在住)
調査方法:インターネット
調査期間:2024年11/1(金)~11/5(火)

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 今冬は例年以上の降雪量となる可能性も? エアコンの雪対策を実施しようと思っていない人は73.0%