発表のポイント ・高感度化時間に影響する分子構造の制約から、これまで開発が難しいと考えられていたオリゴペプチド型の超核偏極MRI分子プローブの開発に世界で初めて成功しました。 ・開発した分子プローブの1つであるグルタチオン型分子プローブを用いて、抗がん剤副作用の1つである急性腎障害のモデルマウスにおける腎臓での代謝反応の可視化に成功しました。 ・今回開発したオリゴペプチド型の超核偏極MRI分子プローブを用いて生体内の代謝や局在を検出することで、早期診断や短時間での治療効果判定が可能になると期待されます。 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410117980-O1-5R6jk1Zc】 本発表の概要(From Yohei Kondo et al., Sci. Adv.(2024) This work is licensed under CC BY-NC 4.0 http://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/)
研究助成 本研究は、文部科学省「光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)」(JPMXS0120330644)、 JSPS 科研費 基盤研究(A)(研究代表者:山東信介、JP19H00919)、若手研究(研究代表者:齋藤雄太朗、JP20K15396)、特別研究員奨励費(研究代表者:近藤洋平、JP19J22848)、基盤研究(B) (研究代表者:高草木洋一、JP23H02870)、JST 戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CREST)(研究代表者:根来誠、JPMJCR1672 及び 研究代表者:山東信介、JPMJCR21N5)、JSPS 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))(研究代表者:松尾政之、JP20KK0253)、JST 創発的研究支援事業(研究代表者:高草木洋一、JPMJFR225G 及び 研究代表者:兵藤文紀、JPMJFR2168)、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) 第3期課題「先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進」(根来誠)、Intramural Research Program of the National Cancer Institute (関智宏、ムラリ クリシュナ チェルクリ、山本和俊)の支援を受けて実施されました。